「尿道の痛み」「不快感」…それは性病ではなく、『前立腺炎』かもしれません
「最近、排尿時に痛みがある」 「尿道がムズムズするけれど、性病の心当たりはない…」 「股間(会陰部)や足の付け根に、なんとも言えない鈍い痛みがある」
もし、あなたがこのような症状でお悩みなら、それは性感染症(性病)ではなく、男性特有の臓器である「前立腺(ぜんりつせん)」の炎症が原因かもしれません。
当院は、前立腺疾患の専門クリニックとして、多くの患者様の「長引く痛みや違和感」の治療にあたっています。 今回は、働き盛りの男性にも多く見られる「前立腺炎」について、その症状と特徴をわかりやすく解説します。
1. 前立腺炎とは?
前立腺は、膀胱の下にあるクルミ大の臓器で、精液の一部を作る働きをしています。この前立腺に炎症が起きる病気が「前立腺炎」です。 細菌感染による急性のものもありますが、多くは長時間のデスクワーク、ストレス、冷え、飲酒、疲労などが原因で起こる「慢性前立腺炎」です。
2. 前立腺炎のサイン(主な症状)
前立腺炎の症状は非常に多彩で、人によって感じ方が異なります。以下の症状に当てはまるものはありませんか?
- 尿道の痛み・不快感
- 排尿時や、排尿し終わった後に、尿道の奥がチクチクしたり、しみるような痛みを感じることがあります。「性病かな?」と心配されて来院される方の多くが、検査の結果、前立腺炎と診断されています。
- 下腹部・会陰部(えいんぶ)の鈍痛
- 睾丸と肛門の間(会陰部)や、下腹部、足の付け根(鼠蹊部)に、重苦しい鈍痛や違和感を感じます。椅子に座っている時に強く感じることがあります。
- 精液に血が混ざる(血精液症)
- 射精した精液に赤や茶色の血が混ざることがあり、驚かれる方が多い症状です。これも前立腺の炎症による出血が原因であることが多く、適切な治療で改善します。
- 頻尿・残尿感
- トイレが近くなったり、出し切ったはずなのにまだ残っている感じがすることがあります。
3. 「性病」との違い
尿道の痛みや違和感は、性感染症(クラミジアや淋病など)の症状と似ていますが、性病検査をしても「陰性(異常なし)」となる場合、前立腺炎の可能性が非常に高くなります。 **「性病の薬を飲んでも治らない」「検査では異常がないと言われた」**という方は、ぜひ一度、前立腺の専門医による診察を受けることをお勧めします。
当院の診療方針
駒沢泌尿器科では、前立腺疾患の専門医である院長が、詳細な問診と超音波検査、尿検査などを行い、症状の原因を的確に診断します。 治療は、患者様の生活習慣や症状に合わせて、投薬治療ならびに生活指導を組み合わせ、症状の改善を目指します。
「この痛みはなんだろう?」と一人で悩まず、まずは専門医にご相談ください。 当院は、あなたの「治したい」という気持ちに、専門性をもって全力でお応えします。
